平和の巡礼者プロジェクト

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zoom RSS 中山峠を越えて定山渓に入る

<<   作成日時 : 2017/04/14 19:41   >>

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2017年4月14日(金)巡礼56日目。4時30分起床。5時30分発。留寿都村〜定山渓温泉

昨日は行動距離が短かったので、時々やっているようにタクシーを使って10キロほど先に進もうか、と思って、前日にホテルに電話してその意図を伝えておいた。つまり、着いたらタクシーを呼んでほしい、降りた所から歩いてホテルに戻るから、翌朝そこまで送って欲しい、ということ。

ホテルには早く着いたので、早速おかみさんがタクシー会社に電話してくれた。留寿都にはタクシー会社はないので、15分ほど離れた町(名前を聞いたが忘れた)の会社である。タクシーを2、3台所有する小さな会社が何軒かあるのだそうだ。

一軒目は無理、今一台しかないから出せない、とのこと。二軒目は送ることは出来る、ただし朝迎えに行くのは営業の始まる8時以降になる、とのこと。8時まで待っていたら、歩いてその場所を越えてしまっている。断ってゆっくり休むことにした。

留寿都のタクシー事情は不便なとこらしく、おかみさんも、どうしても必要な時には札幌、石狩のタクシー会社に頼むのだそうだ。ルスツリゾートでもお客さんに、タクシーはありません、と言ってるのだそうだ。

でもその日はゆっくりと休むことが出来た。足のケアにもよかっただろう。ゆっくりと夕食を早めにいただいた。夕食にビールを頼んだら、みんな持ち込みだからビールは置いてない、と言う。困ったな、と思ったら、おかみさんのビールを、私からのささやかなサービスです、といってご供養してくれた。しかもサッポロクラシックの500CC缶。明日の朝は勝手に出ていきますから、とおかみさんにお別れした。

そのつもりで言われた通りに部屋に鍵を置き、玄関に下りると、あれ、おかみさんがいる。勝手に出て行くつもりだったのに。

おかみさんが「甘いですよ」と言って、オレンジをスライスしたものを出してくれる。ちょっと甘酸っぱくて、気持ちが引き締まった。

おかみさんは足を二カ所骨折していて、寒いときには動きにくい、という話から、中医学の考え方の話をして、先ずは経絡を通すためにさすってさすって、というような話を前日したのだが、もう少しケアの仕方を話してあげればよかったな。

230号線を行く。車は少ない。寒いことは寒いがさほどではない。途中の道路標識に「中山峠は路面凍結スリップ注意」と出ている。さてどうなるか。

喜茂別のマンホールの蓋の模様はアスパラだろうか。ムーミンのニョロニョロにも見えるが。
8時半頃、左側の路肩を歩いていたら、後ろから呼ぶ声が聞こえた。えっ、と思って振り返ったら、なんと北海道鍼灸専門職のN事務長である。奥さんとともに応援に駆け付けてくれたのだ。思ってもいなかったことに遭遇し、一瞬総毛立つような感覚がした。

峠を越えてきたN事務長から、峠の状況を聞き、ほっと一安心。あれこれ考えていた懸念材料が雲散霧消した。これは大きい。事情が分かって安心して行くのと、何があるか知らずに、心配しながら行くのとでは雲泥の差だ。

N事務長から温かいBOSSのコーヒーとクッキーの差し入れをいただき、歩きながらそれをいただく。この度の巡礼のことや、ネパールからの研修生のことなどを話ながら一緒に歩き、お別れする。ありがとうございました。前に進む力をいただきました。別れ際にN事務長に写真を撮ってもらったので掲載します。

昨日の吹雪とは打って変わって、風もあまりなく、青空の広がる気持ちのいい天気だ。目に雪の照り返しがまぶしい。N事務長ご夫妻の応援もいただいて、清々しい気持ちで祈り歩いて行く。

途中のトンネル(入口で事故があったようで、道路パトロールの人や警察官10人ほどが、事故車を搬送したり、交通整理をしていた)も無事に通過し、11時10分、峠の茶屋着。山菜そばを食べる。600円。あと定山渓まで20キロくらいだろうか。

峠を札幌側に下る。上空に強い風が吹いているのだろう、白い雲がすごい勢いで飛んでいく。道路に映る雲の黒い影も飛んでいく。

馴染みの山並みが広がっている。あれが空沼岳、連なっているのが狭薄山、そしてその横が札幌岳。みんな何回も登ったことのある懐かしい山々だ。

雪が溶けたら、また前のように札幌岳に登りに行こう。頂上にテントを張って、日暮とともにだんだん濃さを増していく札幌の街の明かりを眺めていよう。頂上の大きな岩の上に寝転がって、人工衛星のゆっくりと延びていく軌跡や、時々流れる流れ星を見上げていよう。あと何回そんなことが出来るだろうか。

と、またセンチメンタルジャーニーをしていたら、今度は下りのトンネルがあった。これが酷い。壁際に一段高い所はあるが、とても歩道と呼べた代物ではない。なにせ幅が狭い。体を少し斜めにしないと歩いて行けない。あまり斜めにし過ぎるとザックが壁に当たる。

右足は半分外にはみ出している。左腕が壁を擦るから、カッパの左腕が泥だらけになってしまった。しかも所々に非常用の設備なんかが張り出しているから、その度にその装置に捕まって、まるで沢登のようにへつって行く。

それでも慎重に、慎重に、ビスターレイ、ビスターレイ(ゆっくりゆっくり)と進み、何とか抜けきった。このトンネルは歩行者のことなどまったく考慮せずに、設計されているのだろう。

それでも行き過ぎる車も以外と大人しく、威圧感もなく、緩やかな下り坂でもあり、気持ち良く、坦々と祈り歩いて行く。

無意根山登山口のある薄別を過ぎ、定山渓温泉街に入り、その入口付近にある、本日の宿泊先「ホテルミリオーネ」着15時20分。9時間50分、46キロ。

意外だったのは、中山峠が、あんなにも緩やかな登りで、あんなにも緩やかな下りだったこと。ほとんどスピードを落とすことなく、登り切ることが出来た。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
中山峠クリア 安心しました。久し振りの先生の姿が見られて嬉しいです。やはり姿勢がいいですね〜。今晩の宿泊先がミリオーネとはちょっとビックリです。
romi
2017/04/14 21:27
心配していた中山峠も越え札幌に入ったのですね。写真、疲れも見えずお元気そうでなによりです。
前の巡礼の道南の日本海側を歩いて時、果物でも食べて貰おうと思って行ったのですが、お会い出来ませんでした。今考えるともっと先に行かれていたのでしょうね。連れが居たものですから諦めました。
ノンカー
2017/04/15 14:04

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